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火 (huo) の筆順: なぜこの文字が議論を引き起こすのか

「火」は見慣れた字なのに順番を言い切れない人が多く、単字での再検索が起こりやすい字です。

火の筆順の答え(全4画)

火の筆順は:点(てん)→ 撇(右上の短いはらい)→ 撇(中央の長いはらい)→ 捺(みぎはらい)の4画です。

1. 点(diǎn):左上の点。まずこの一画から。

2. 撇(piě):右上の短いはらい。短く内側へ、左の点と呼応させます。

3. 撇(piě):中央の長いはらい。上から入筆して左下へ伸びやかに。

4. 捺(nà/右はらい):最後の右はらい。右下へ押さえて字全体を安定させます。

ピンインは huǒ、部首は「火」そのもので、典型的な単体の字です。画数は少ないのに、筆順が最もよく質問される字の一つ。多くの人の手の感覚と順番がちょうど逆だからです。

ひとことで覚えるなら、先に両側(点、短いはらい)、後に中央(左はらい、右はらい)。火の粉が先に左右へ飛び散り、それから中央の炎が上がるイメージです。

なお、この記事の筆順は中国大陸の『現代漢語通用字筆順規範』に基づいています。日本の漢字教育の書き順とは異なる場合があります。

4画ずつ詳しく見る

第1画・点:升目の左半分のやや上に、軽く置いてすぐ収めます。小さな短い横にしないこと。中央に寄せすぎてもいけません。点が中央に寄ると字全体が左に傾き、点が大きすぎるとあとの3画の場所がなくなります。

第2画・短いはらい:右上から左下へはらいます。左の点より少し長く、向きは内側へ。第1画と向かい合って立つ二人のような形で、中央に長いはらいの通り道を残します。左の点と同じような点にしてしまうのがいちばんの禁物です。

第3画・長いはらい:字の上の中央から入筆し、点と短いはらいの間を通って左下へ伸ばします。字でいちばん長い画です。入筆はやや重く、送りながら軽くして、手首で自然なカーブを出します。棒のような直線にも、弧を描きすぎてもいけません。

第4画・右はらい:長いはらいの中ほどより上の右側から入筆し、右下へ軽くから重く運び、最後に止めて脚を出します。この脚が安定すれば字全体が立ちます。入筆が高すぎると字が沈み、低すぎると散らかります。書き終わったら点検:長いはらいと右はらいの下端がほぼ同じ高さなら、字は安定しています。

よくある3つの間違い

間違い1:中央の「人」の形を先に書いて、両側をあとから足す。「まず中央、それから両側」の直感に従って、長いはらいと右はらいを先に書き、最後に点と短いはらいを戻って足す人が大勢います。これは間違いです。大陸の規範の順番はちょうど逆で、両側が先、中央が後。逆に書いても字形は似ますが、筆の勢いは切れています。速く書くと特に顕著に出ます。

間違い2:最初の2画を左右対称の二つの点にする。右側の一画は短い「はらい」であって点ではありません。そっくりな点が二つ並ぶと字が硬直し、「火の粉が上へ跳ねる」動きも消えます。確認は簡単です。第2画にはらい出た「しっぽ」があるかどうか。

間違い3:最後の右はらいを反対方向のはらいや点にする。「火」の最後の画は正しい右はらいで、必ず脚を出します。急いで縮めて済ませると字の勢いがなくなり、中国の小学校の書写テストでも規範外と判定されます。

覚え方と似た字との比較

連想して覚えましょう。「火」をたき火と思ってください。まず火の粉が二つ跳ねる(左の点、右の短いはらい)、それから中央に炎が上がる(長いはらいと右はらい)。書きながら「点、はらい、はらい、右はらい」と口に出せば、4拍子のリズムで手の順番が乱れにくくなります。

「人」との比較:「火」の中央の部分は「人」で、順番も同じく左はらいが先(詳しくは人の筆順の記事を参照)。「火」は「まず火の粉を二つ点けて、それから開いた『人』を書く」と理解できます。

「水」との比較:「水」は第1画に中央の縦かぎを書いてから両側へ。「火」は両側が先で中央が後。二字の順番はちょうど逆なので、セットで覚えるのがいちばん混同しにくい方法です(詳しくは水の筆順の記事を参照)。「水」を正しく書ける人が、勢いで「火」を逆に書いてしまうのはこのためです。

覚えるための練習法

まずなぞり書きを5回。目的はきれいに書くことではなく、「点→はらい→はらい→右はらい」の4拍子をなめらかにすること。先に手へ順番を覚えさせ、字形はそのあとです。

次に分解練習。「点+短いはらい」の火の粉ペアを10回、それから「長いはらい+右はらい」の人の形を10回、最後に合体させます。分解する利点は、どの拍子に問題があるか一目で分かることです。

1日3行、画の名前を口に出しながら書きます。一週間したらお手本を隠して暗記書き。どこかの画で迷ったら、アプリで標準の筆順アニメーションを見て、アニメーションに合わせて空書き2回してから紙に書きましょう。筆順は、十回見るよりアニメーションに合わせて三回書くほうが身につきます。

答えを知って終わりにしない

記事でルールは確認できますが、書き順を定着させるにはアプリで標準アニメーションを見て実際に練習するのがいちばんです。

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FAQ

「火」は何画ですか?
4画です。順に、点、短いはらい(右上)、長いはらい(中央)、右はらい。
「火」の第1画は何ですか?
左上の点(丶)です。中央のはらいではありません。先に中央と思い込む人が多いのですが、規範は両側が先です。
偏旁(火偏)になると筆順は変わりますか?
順番は変わりません。点、短いはらい、長いはらい、右はらいのままです。ただし左の偏旁に来るときは全体を細く書き、最後の右はらいはふつう点に変えます。「烧」「灯」などがそうです。

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